2026年6月、ついにSpaceX(スペースX)が史上最大規模のIPOを実施します。公募価格1株あたり135ドル(約2万2,000円)、調達額は750億ドル(約12兆円)、時価総額は最大1.75〜1.8兆ドル(約290兆円)という、まさに前代未聞のビッグイベントです。 驚くべきことに、この歴史的IPOに日本の個人投資家も参加できます。取り扱い証券会社はSBI証券・楽天証券・みずほ証券の3社。さらに楽天証券では100円から小数点単位で購入できる仕組みが用意されており、少額投資家にも門戸が開かれています。NISAの成長投資枠にも対応しているため、非課税メリットを活かした購入も可能です。 上場日は2026年6月12日(金)、米ナスダック市場への上場が予定されています。「チャンスを掴みたいけれど、どこで・どうやって申し込めばいいの?」という方のために、SBI証券と楽天証券の申込手順・抽選の仕組み・注意点をわかりやすく徹底解説します。
この記事でわかること
- SpaceX IPOの公募価格・上場日・時価総額など基本スペックの全体像が把握できる
- SBI証券と楽天証券それぞれの申込方法・抽選の違い・向いている投資家タイプがわかる
- 楽天証券の100円小数点投資やNISA成長投資枠の活用方法が理解できる
- IPO当選確率を少しでも上げるための実践的な戦略と注意点が学べる
- 購入前に知っておくべきリスクと冷静な判断基準が身につく
第1章|SpaceX IPOの基本情報と2026年最新スペック
公募価格135ドル・上場日・調達規模の全貌
2026年6月、世界中の投資家が注目する歴史的な出来事が起きました。それがSpaceX(スペースX)のIPO、つまり株式市場への上場です。「IPOってなに?」という方にも簡単に説明すると、それまで一部の大口投資家しか株を買えなかった会社が、はじめて一般の人にも株を公開することです。つまり私たちのような普通の個人投資家が、SpaceXの株を初めて買えるようになった、歴史的な瞬間なのです。
SpaceXが発表した公募価格は1株あたり135ドル(約2万2,000円)です。2026年6月3日に正式に発表されたこの価格は、通常のIPOとは違い、最初から価格を固定して申し込みを受け付けるという異例の方式がとられました。通常のIPOでは「仮条件」として幅のある価格帯が示されてから公募価格が決まるのですが、SpaceXはロードショー(機関投資家向け説明会)の段階からすでに135ドルと明言するほど強気の姿勢を打ち出しています。これは会社側がこの価格での需要に絶大な自信を持っていることを示しています。
上場日は2026年6月12日(金曜日)、米国ナスダック市場(NASDAQ)への上場が予定されています。ティッカーシンボルは「SPCX」です。ちなみに米国市場の取引開始は日本時間で同日の22時30分以降となるため、実際に初値がつくのは日本時間では6月12日の深夜から6月13日の未明になる見込みです。夜更かしして値動きをチェックしたくなるほど、世界中の投資家が固唾を飲んで見守るイベントとなっています。
今回の調達規模は750億ドル(約12兆円)です。これは過去のIPO史上最大級の規模です。比較として、あのサウジアラムコのIPO(2019年)でさえ約256億ドルだったことを考えると、SpaceXがいかに規模の違う資金調達を行おうとしているかが伝わるでしょう。この資金はAIインフラの整備や、ロケット打ち上げ設備の拡張に使われる予定です。
📌 SpaceX IPO 基本スペック一覧(2026年6月時点)
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 公募価格 | 135ドル(約2.2万円) | 2026年6月3日発表・固定価格方式 |
| 上場市場 | 米ナスダック(NASDAQ) | ティッカー:SPCX |
| 上場日 | 2026年6月12日(金) | 初値は日本時間6/12深夜〜6/13未明 |
| 調達額 | 750億ドル(約12兆円) | 史上最大級規模 |
| 時価総額(見込み) | 最大1.75〜1.8兆ドル(約290兆円) | 上場時点での見込み |
| 日本での取扱証券会社 | SBI証券・楽天証券・みずほ証券 | NISA成長投資枠対応 |
| 初値予想(独自) | 135〜165ドル | IPOkiso.com(2026年6月4日時点) |
時価総額1.75兆ドルが意味すること
時価総額という言葉に少し解説を加えると、これは「会社全体がどのくらいの値打ちがあるか」を示す数字です。発行済み株式数に株価をかけ算した値で、会社の規模感を測る最もわかりやすい指標のひとつです。SpaceXが上場時に見込む時価総額は最大1.75〜1.8兆ドル(約290兆円)。この数字がいかに巨大かを感じてもらうために、身近な例と比べてみましょう。
日本のトヨタ自動車の時価総額はおよそ30〜40兆円規模です。つまりSpaceX1社だけで、トヨタ7〜8社分に相当する価値を持つ超巨大企業だということです。また、日本のGDP(国内総生産)のおよそ半分近くにもなります。「宇宙開発の会社がそんなに?」と思う方も多いでしょうが、SpaceXはロケット打ち上げだけでなく、衛星インターネット「Starlink」やAI技術「Grok」なども事業に抱えており、その多角的な成長性が評価されています。
ただし、この評価額がかなり高い水準にあることも事実です。SpaceXの2025年の売上高は約186億ドルでしたが、純損失は約49億ドルと赤字でした。時価総額を売上高で割った「PSR(株価売上高倍率)」を計算すると90〜100倍という超高水準になります。これはGoogleやAppleといった成熟したビッグテック企業でも10〜20倍程度であることを考えると、投資家がいかに将来の成長に大きな期待を持ってプレミアムを払っているかを示しています。投資の世界では「期待が大きければ大きいほど、裏切られたときの下落も大きい」ということも頭に入れておく必要があります。
それでも世界中の投資家がこれほど熱狂する理由は明確です。Starlinkは2025年末時点でユーザー数が460万人を超え、売上はSpaceX全体の大きな柱となっています。また、ロケット打ち上げサービスは世界シェアの50%以上を占めており、2025年だけで165回の打ち上げを達成するという驚異的なペースで実績を積み上げています。これらの数字が、将来の大きな利益への伏線だと捉えられているのです。
なぜ今、日本でも買えるようになったのか
「アメリカの会社のIPOなんて、日本から参加できるの?」と疑問に思うのは当然です。実は過去の米国企業のIPOでは、日本の個人投資家が参加できるケースはほとんどありませんでした。ところが今回のSpaceX IPOでは、SBI証券・楽天証券・みずほ証券の3社が日本の個人投資家への取り扱いを決定し、誰でも申し込める環境が整えられました。
なぜ今回は日本から参加できるのでしょうか?その背景には、SpaceXが今回の資金調達において、個人投資家への配分を全体の約30%と大きく設定したことが挙げられます。SpaceXは機関投資家(大きな運用会社や銀行など)だけでなく、世界中の個人投資家にも広く株主になってもらうことで、会社への信頼と認知度を世界規模で高めようとしたのです。日本のネット証券大手がこの流れに乗り、代理で申し込みを受け付ける仕組みを整えた結果、私たちにもチャンスが巡ってきたわけです。
さらに今回はNISA(少額投資非課税制度)の成長投資枠を使った購入も可能です。NISAは投資で得た利益に税金がかからない非常に有利な制度ですが、日本の株や投資信託に使うイメージが強いかもしれません。しかし今回の場合、SBI証券・楽天証券ともにNISA成長投資枠での購入申込が認められており、万が一IPO後に株価が上がって売却益が出た場合でも、NISA枠内であれば本来かかる約20%の税金がゼロになります。これは非常に大きなメリットです。
また、楽天証券に至っては上場後から100円という少額から小数点単位での購入も可能になる予定です。135ドル(約2.2万円)という公募価格は決して安くありませんが、上場後は数百円〜数千円単位から参加できる環境が整う予定で、資金が限られている方にとっても「SpaceXの株主になる」という体験ができるようになっています。宇宙時代の最前線企業の株主に、日本にいながらなれる。これは本当に画期的な出来事といえるでしょう。
💡 第1章まとめ
- 公募価格は1株135ドル(約2.2万円)の固定価格方式で2026年6月3日に確定
- 上場日は2026年6月12日(金)、ナスダック(SPCX)
- 調達額750億ドル・時価総額最大1.75兆ドルは史上最大規模
- 日本のSBI証券・楽天証券・みずほ証券から申込可能でNISA対応も実現
- 売上は成長中だが純損失が続くため、期待と現実のバランスを見極めることが重要
第2章|SBI証券でのSpaceX IPO申込手順と抽選の仕組み
購入申込期間と必要な準備
SBI証券でSpaceXのIPOに申し込む場合、まず「ブックビルディング(需要申告)」ではなく、今回は特別な「購入申込方式」での参加となる点を理解しておきましょう。通常の国内IPOでは、ブックビルディング(仮条件に対して何株申し込むかを申告する期間)と、当選後の購入意思表示の2段階の手続きが必要です。ところがSpaceXのIPOでは、購入申込期間(2026年6月5日〜6月11日10:59)の1回だけで完結するオプトアウト方式が採用されています。
「オプトアウト方式」とは少し聞き慣れない言葉ですが、簡単に言えば「当選したら自動的に購入確定、辞退したい場合は自分から断る」というシステムです。つまり当選後に「購入します」という手続きを改めてする必要がなく、辞退しない限りそのまま株が手に入ります。ただしその分、「うっかり辞退し忘れた」ということにならないよう、当選通知のメールや証券会社からのお知らせをしっかり確認することが重要です。
SBI証券での申込を行うためには、事前にいくつかの準備が必要です。まずSBI証券に総合口座と外国株式取引口座の両方が開設されていることが前提条件です。外国株式口座を持っていない方は、今すぐSBI証券のウェブサイトから開設申請をしましょう。通常、翌営業日には開設が完了します(ただし申請状況によっては時間がかかる場合もあります)。
次に重要なのが米ドルの準備です。SpaceXのIPO申込はすべて米ドル決済のみで、日本円での購入申込はできません。購入申込期間の最終日である2026年6月11日(木)15:00までに、必要な米ドルが買付余力に反映されている必要があります。1株135ドルで10株申し込むなら1,350ドル(日本円で約21〜22万円程度)が必要です。ドルを準備する方法としては、住信SBIネット銀行やSBI新生銀行から米ドルをSBI証券に送金する方法、またはSBI証券内で円から外貨への為替取引(6月11日15:00前まで)などが利用できます。
📋 SBI証券 SpaceX IPO 申込スケジュール(2026年6月)
| 日程 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 6月5日(金)〜6月11日(木)10:59 | 購入申込期間 | 1株単位、何株でも申込可 |
| 6月11日(木)15:00まで | 米ドル買付余力の準備締切 | 円貨決済は不可 |
| 6月11日(木)20:00以降 | 抽選結果通知(メッセージボックス) | 当選・補欠当選の別を確認 |
| 6月12日(金)9:00頃 | 公開価格の発表 | 仮条件135ドルと異なる可能性あり |
| 6月12日(金)条件決定後〜12:59 | 購入辞退(オプトアウト)受付 | 辞退しない場合は自動購入確定 |
| 6月12日(金)22:30〜 | 米国市場取引開始・初値決定 | 日本時間深夜〜6/13未明 |
抽選方法とSBIハイパー預金の活用ポイント
申込が完了したら、次は抽選です。SBI証券では購入申込をしたすべての方を対象に抽選が行われます。当選・補欠当選の結果は2026年6月11日(木)の20:00以降、SBI証券にログイン後のメッセージボックス「重要なお知らせ」に順次通知される仕組みです。抽選の公平性を担保するため、申し込み株数の多い少ないに関係なく、基本的には平等に抽選チャンスが与えられます。
ここでSBI証券ユーザーに覚えておいてほしい重要なポイントがあります。それが「SBIハイパー預金」の活用です。SBIハイパー預金とはSBI新生銀行のサービスで、SBI証券と連携することで資金が有効活用できる仕組みです。2026年6月10日(水)23:59時点でSBIハイパー預金の残高が10万円以上あるお客さまは、当選確率がアップする特典が付きます。
具体的には、通常の抽選で当選・補欠当選とならなかった方のうち、SBIハイパー預金の残高基準をクリアした方を対象に、全配分のおよそ1%〜10%分の株数が追加抽選されます。倍率の高い超人気IPOでは、通常の抽選に加えてこの追加抽選のチャンスがあるかどうかが大きな差になります。SpaceXのIPOのように世界中から申し込みが集まる場合、倍率は非常に高くなると予想されるため、少しでも当選確率を上げたい方はSBIハイパー預金の残高確保を検討してみてください。10万円という金額は投資に使わずとも、預金として残しておくだけでOKです。
補欠当選という制度もあります。補欠当選とは「当選者が辞退した場合に繰り上がる候補」として選ばれた状態です。繰り上げ当選の結果は6月12日(金)の13:00以降に順次通知されます。補欠当選の方も米ドルの準備は忘れず行いましょう。繰り上がった場合にドルが不足していると、準備できた株数のみの約定となる可能性があります。また、SBI証券のSpaceX IPOではIPOチャレンジポイント(他の国内IPOで使えるポイント)の利用はできない点も覚えておきましょう。
NISA成長投資枠での購入手順
SBI証券でのSpaceX IPO申込では、購入口座の種類として「特定口座」「一般口座」「NISA口座(成長投資枠)」の3つから選ぶことができます。ただし複数の口座区分で同時に申し込むことはできません。1回の申込で1つの口座区分を選択する必要があります。
NISA成長投資枠での購入を希望する場合は、申込画面で「NISA預り」を選択します。NISAを利用すると、株式の売却益や配当金にかかる約20%の税金が非課税になるため、長期的に株価の上昇を期待する方にとっては大きなメリットがあります。NISA成長投資枠の年間上限は240万円(新NISA制度)であるため、1株あたり約2.2万円のSpaceX株を多数購入すると枠を大きく使うことになります。例えば10株購入すれば約22万円分の枠を使うことになります。
重要な注意点として、NISA口座での約定が万が一できなかった場合(NISA投資可能枠が不足している場合など)、自動的に特定口座または一般口座での約定に切り替わります。この場合、後から「やっぱりNISA口座でお願いします」という取り消しや変更はできません。NISAを使った申込をする際は、事前にNISAの残枠を確認してから申し込むことを強くおすすめします。
💡 SBI証券でのSpaceX IPO申込 ステップガイド
- SBI証券にログインし、外国株式取引口座が開設済みか確認する
- 米ドルを6月11日15:00までに買付余力に準備(1株135ドル×申込株数分)
- SBI証券の「外国株式IPO」ページからSpaceX(SPCX)を検索して申込画面へ進む
- 申込株数・口座区分(NISA推奨)を選択して申込完了
- 6月10日23:59時点でSBIハイパー預金残高10万円以上をキープ(当選率アップ)
- 6月11日20:00以降にメッセージボックスで抽選結果を確認する
- 当選した場合、6月12日12:59までに辞退しなければ自動で購入確定
申込完了後はSBI証券から登録メールアドレス宛に「申込受付完了メール」が届きます。ただし確認画面はないため、システム上の記録が優先され、メールの遅延や未着は申込の有効性に影響しませんので、ログイン後のお知らせページで状況を確認することを習慣づけましょう。次の第3章では、楽天証券での申込方法と100円投資の仕組みについて詳しく解説します。
第3章|楽天証券でのSpaceX IPO申込手順と100円投資の活用法
楽天証券ならではの100円小数点購入の仕組み
楽天証券はSpaceX IPOの申込だけでなく、上場後から100円という超少額からSpaceX株を購入できることを発表しています。これは「小数点購入(米国株式の小数点取引)」と呼ばれる仕組みで、1株未満の単位でも株式を購入できる画期的なサービスです。たとえば135ドル(約2.2万円)の株を1株丸ごと買えなくても、100円分だけ買うことができます。この場合、保有するのは「0.004株」ほどの小数点以下の数量ですが、株主として株価上昇の恩恵を受けることができます。
この100円投資という仕組みは、特に投資初心者や若い世代にとって非常に魅力的です。「SpaceXの株主になりたいけど、まとまったお金がない」という方でも、100円から世界最大のロケット会社の一員になれるのです。月々のコーヒー代1杯分くらいの金額から宇宙産業に投資できるというのは、数年前には考えられなかったことです。もちろん少額投資では得られる利益も小さくなりますが、「まず体験してみる」「株式投資の感覚を養う」という意味では理想的なスタート方法といえます。
ただし、注意点があります。この100円小数点購入はSpaceXが上場した後(2026年6月12日以降)に利用できる仕組みです。IPO申込(抽選)は1株単位での申込が基本となるため、抽選段階では最低でも135ドル(約2.2万円)の米ドルを準備する必要があります。上場後の通常取引になってから、楽天証券のサービスを使って少額から積み立てるように購入するのが、この100円投資の活用シーンです。IPO当選で1株以上持ちながら、毎月100円〜1,000円を追加で積み立てていくという使い方も考えられます。
🚀 楽天証券 SpaceX IPO申込と上場後の小数点購入の違い
| 比較項目 | IPO申込(抽選) | 上場後の小数点購入 |
|---|---|---|
| 最低投資金額 | 135ドル×申込株数(米ドル決済) | 100円から |
| 購入時期 | 上場前(6/5〜6/11) | 上場後(6/12以降)いつでも |
| 購入価格 | 公募価格(135ドル前後) | 市場価格(初値以降の株価) |
| メリット | 初値上昇メリットを享受できる可能性 | 少額から気軽に始められる |
| リスク | 倍率が高く外れる可能性が高い | 初値後に株価が下落している可能性 |
| NISA対応 | 成長投資枠で対応 | 成長投資枠で対応(予定) |
抽選への参加手順とIPO当選後の流れ
楽天証券でSpaceXのIPOに申し込む場合も、ブックビルディング(需要申告)方式での参加となります。楽天証券の大きな特徴のひとつは、配分されたIPO株の基本的に100%が個人投資家への抽選に回されるという点です。一部の証券会社では、担当者が顧客に優先配分する「裁量配分」を行う場合がありますが、楽天証券はほぼすべてを抽選で決めているため、特定の有力顧客だけが有利になる構造ではなく、誰でも平等にチャンスがあります。
楽天証券でのIPO申込手順はシンプルです。まず楽天証券にログインし、「米国株・ETF」のカテゴリから「米国株IPO」のページへ進みます。SpaceX(SPCX)が表示されたら申込ボタンをクリックし、希望する株数と口座区分(NISA成長投資枠、または特定口座など)を選択して申込完了です。楽天証券の場合、申込期間は機関投資家向け説明会(ロードショー)終了後から始まるため、正確な開始日は楽天証券の公式ページを随時確認することをおすすめします。
当選結果の通知は、楽天証券のマイページや登録メールアドレス宛に届きます。当選した場合は、指定された期限までに購入の意思表示、または辞退の手続きを行ってください。楽天証券のIPO申込はオプトアウト方式が採用されているため、期限までに何もしなければ自動的に購入確定となる点はSBI証券と同様です。公開価格の決定が6月12日の朝になるため、価格を見てから最終判断できるオプトアウト期間(12:59まで)をうまく活用しましょう。
楽天証券でのIPO申込において、当選確率を上げる独自の仕組みとして楽天証券のプラチナ会員やダイヤモンド会員などグレードが高い方には、IPO配分における優遇措置が設けられている場合があります。楽天証券の「IPO優遇プログラム」の最新情報は公式ページで確認しましょう。また、楽天証券はSBI証券と比べてIPO取扱件数が多く、米国株式の取引環境も充実しているため、米国株を中心に資産運用している方にとっては使い勝手のよい証券会社です。
未成年口座・NISA口座での活用方法
楽天証券はSpaceXのIPOにおいて未成年口座(ジュニア口座)での申込も受け付けています。お子さんの名義で株式投資を行っている保護者の方は、子どもの将来の資産形成の一環としてSpaceX株を持つという選択肢も考えられます。宇宙開発やAIが当たり前の時代に育つ子どもたちにとって、SpaceXの株主であるという体験は、金銭的な学習としても非常に意義深いものになるでしょう。
NISA口座(成長投資枠)を使った楽天証券でのSpaceX IPO申込も、SBI証券と同様に可能です。楽天証券では申込時の口座区分選択画面で「NISA成長枠」を選ぶことで手続きが完了します。楽天証券のNISA口座はまだ持っていない方も、申込手続き自体は通常口座開設と同時に行うことができます。ただし、NISA口座の開設には事前に税務署への届出が必要で、通常は開設完了まで数週間かかります。IPOに間に合わせるためには今すぐ手続きを開始することを強くおすすめします。
楽天証券のもう一つの魅力は、楽天銀行との連携(マネーブリッジ)によって円の普通預金金利が大幅に優遇される点です。SpaceXのIPO申込では米ドル決済が必要ですが、楽天銀行の外貨預金や為替取引を経由することで効率よくドルを準備することができます。投資に必要なドルを用意しながら、待機中の円資金には高い利息が付くという環境を整えておくと、資産全体を効率よく運用できます。こうした証券会社と銀行の連携サービスを賢く使うことが、長期的な資産形成においても非常に重要な視点です。
💡 楽天証券でのSpaceX IPO申込 ステップガイド
- 楽天証券に総合口座・米国株取引口座が開設済みか確認(なければ今すぐ開設)
- NISA成長投資枠を使う場合は、NISA口座の残枠を確認しておく
- 申込期間中に楽天証券の「米国株IPO」ページからSpaceX(SPCX)を選択
- 希望株数・口座区分を選択して申込完了(申込手数料は無料)
- 米ドルを申込期限までに買付余力に準備(1株135ドル×申込株数分)
- 当選通知メールとマイページを定期的に確認
- 上場後は100円から小数点購入で追加投資も検討可能
楽天証券でのIPO申込は全体として非常にシンプルで、投資初心者の方でも迷わず手続きできる設計になっています。「宇宙株主」への第一歩を、ぜひ今日から踏み出してみましょう。次の第4章では、SBI証券と楽天証券を徹底比較して、あなたにはどちらが合っているかを一緒に考えていきます。
第4章|SBI証券 vs 楽天証券|SpaceX IPO徹底比較
配分株数・抽選方法・手数料の違い
SpaceX IPOに申し込める証券会社は複数ありますが、個人投資家にとって使いやすいのはやはりSBI証券と楽天証券の2大ネット証券です。どちらで申し込むべきかを迷っている方も多いと思うので、この章では両者の違いを徹底的に比較していきます。結論から言えば、どちらが絶対に良いということはなく、それぞれの特徴を理解した上で選択する、あるいは両方に口座を持って2口申し込むという戦略が最も当選確率を高めます。
まず配分株数(日本での取扱い株数)について確認しましょう。日本国内でのSpaceX IPO募集総額は最大20億ドル(約3,200億円)が上限として設定されています。公募価格135ドルで計算すると最大約1,500万株が日本向けの配分となります。この株数がSBI証券・楽天証券・みずほ証券の3社に分配されますが、配分比率の詳細は公式発表されていません。ただし口座数の規模から考えると、SBI証券が最も多くの株数を得ている可能性が高いと専門家は見ています。
抽選方法の大きな違いとして、楽天証券は配分株をほぼ100%個人投資家への完全公平抽選に回す方針を採用しています。一方のSBI証券は、通常の抽選(全員対象)に加えて、SBIハイパー預金残高が10万円以上の方への追加抽選を実施します。これは一見不公平に見えますが、SBI証券の通常抽選部分は純粋にランダムで行われており、追加抽選はあくまで「ボーナスチャンス」として設けられたものです。SBIハイパー預金の残高さえ確保すれば、両方のチャンスに参加できます。
📊 SBI証券 vs 楽天証券 SpaceX IPO 徹底比較表
| 比較項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|
| 申込期間 | 6月5日〜6月11日10:59 | ロードショー後〜(要公式確認) |
| 最低申込単位 | 1株(135ドル) | 1株(IPO時)、上場後100円〜 |
| 抽選方式 | 全員平等抽選+ハイパー預金追加抽選 | ほぼ100%完全公平抽選 |
| 当選確率アップ策 | SBIハイパー預金10万円以上 | 楽天会員ランク優遇(要確認) |
| NISA対応 | 成長投資枠対応(申込時に選択) | 成長投資枠対応(申込時に選択) |
| 決済通貨 | 米ドルのみ | 米ドルのみ(IPO時) |
| 申込手数料 | 無料 | 無料 |
| 未成年口座 | 申込可(要確認) | 申込可能 |
| 上場後の少額投資 | 通常の米国株取引(1株単位) | 100円から小数点購入可能 |
あなたの投資スタイルに合う証券会社の選び方
「SBI証券と楽天証券、どちらで申し込めばいいの?」という質問に対する答えは、あなたの投資スタイルや現在の状況によって異なります。以下のポイントを参考に、自分に合った選択をしてみましょう。
SBI証券が向いているケースとして、まずSBIハイパー預金(SBI新生銀行)を既に持っている方や、10万円以上の預金を確保できる方は当選率アップの特典を活かせるため、SBI証券での申込が有利です。また、SBI証券は日本最大のネット証券であり、口座数・配分株数ともに最大規模である可能性が高いため、より多くの株数が割り当てられている可能性もあります。普段から米国株の取引をSBI証券でしている方は、外貨(米ドル)の管理もしやすいでしょう。
楽天証券が向いているケースとして、上場後も継続的に少額でSpaceX株を積み立てていきたい方は、100円からの小数点購入が使える楽天証券が非常に便利です。楽天銀行と組み合わせたマネーブリッジで資金効率を高めたい方、楽天ポイントを普段から活用している方、お子さんの教育資産としてジュニア口座で購入を検討している方なども楽天証券が適しています。また、楽天証券の完全公平抽選の仕組みは「余計な条件なしに平等なチャンスが欲しい」という方の信頼を集めています。
投資初心者にとってはどちらも優秀なネット証券ですが、アプリの使いやすさや普段からの使い慣れを重視するなら、現在メインで使っている証券会社に統一するのが操作ミスを防ぐためにも賢明です。「IPOのために新しく口座を開設する時間がない」という方は、今すぐ持っている証券会社で申し込むのが現実的な選択です。
両口座を持つことで当選確率を高める戦略
最も効果的な戦略は、SBI証券と楽天証券の両方に口座を持ち、両方から申し込むことです。2つの口座から申し込みをすることで、当選チャンスが単純に2倍になります。「同じ人が2つの証券会社から申し込むのはずるいのでは?」と思うかもしれませんが、各証券会社は独立した幹事として配分を受けているため、両方から申し込むことは合法であり、むしろ推奨される賢い戦略です。
ただし注意点として、両方で当選してしまった場合は両方の分の資金(ドル)が必要になります。たとえばSBI証券で5株(675ドル)、楽天証券で5株(675ドル)申し込んでいて両方当選すると、合計1,350ドル(約22万円)の資金が必要になります。両方当選を想定して資金を準備しておかないと、資金不足で一部しか約定できないという事態になりかねないため、申込株数は資金に余裕を持って設定することが重要です。
もう一つの戦略として、SBI証券でIPO申込(公募価格での取得を狙う)、楽天証券で上場後の小数点積み立て購入(市場価格での少額購入)を使い分けるという方法もあります。IPOで当選できれば公募価格135ドルで株を取得でき、上場後に株価が上昇すればそのまま利益になります。一方、IPO当選を逃しても楽天証券で毎月100円〜1,000円ずつコツコツ購入していけば、長期目線での宇宙産業投資が実現します。この「IPO一発狙い」と「長期積み立て」の組み合わせが、リスクを分散しながら最大のチャンスを狙う現実的な戦術です。
💡 どちらを選ぶ? 3パターンの使い分け例
- 資金に余裕がある方:SBI証券+楽天証券の両方から申込み、SBIハイパー預金も準備して当選確率を最大化する
- 少額しか準備できない方:楽天証券でIPO申込(1株のみ)+上場後に100円積み立てを開始する
- SBI証券ユーザーの方:SBI証券でIPO申込+SBIハイパー預金10万円確保でダブルチャンスを狙う
第5章|SpaceX IPO投資前に知っておくべきリスクと判断ポイント
史上最大規模IPOに潜む事業構造リスク
SpaceXのIPOに胸が高鳴るのはよくわかります。ロケット、衛星インターネット、AI、宇宙旅行、そして火星移住計画まで、まさにSF映画から飛び出てきたような夢のある会社です。しかし、投資において「夢」と「現実の数字」は分けて考えることが大切です。熱狂が高まっているからこそ、冷静にリスクを把握しておくことが優秀な投資家への第一歩となります。
最初に確認しておきたいのが財務状況です。SpaceXの2025年の売上高は約186億ドルで、前年比33%増という高成長を見せています。しかし純損失は約49億ドルにのぼり、まだ最終的な黒字化はできていません。唯一の収益源はStarlinkセグメントで、ロケット打ち上げ事業やAI事業はまだ大きなコストが先行している状況です。設備投資も2024年時点で207億ドルと売上高を大きく上回るレベルで行われており、これは将来の成長に向けた先行投資ではありますが、短期的な収益性を圧迫する要因でもあります。
また、事業構造上のリスクとして、SpaceXの収入の多くが米国政府・NASAとの契約に依存している点も見逃せません。アルテミス計画(月への有人飛行)や軍事・防衛省(DoD)との契約は、政府の予算配分や政策変更によって大きく左右される可能性があります。政権交代や予算削減が起きた場合、SpaceXの収益に直接影響する可能性があります。商業打ち上げ需要やStarlinkの民間市場での拡大が今後どこまで進むかが、この依存度を下げられるかどうかの鍵を握っています。
⚠️ SpaceX IPO 主なリスク一覧
| リスク種類 | 内容 | 影響度 |
|---|---|---|
| 財務リスク | 純損失が継続中(2025年:△49億ドル) | 中〜高 |
| バリュエーションリスク | PSR(株価売上高倍率)が90〜100倍という超高水準 | 高 |
| 政府依存リスク | NASA・DoD契約への高依存、政策変化に脆弱 | 中 |
| ロックアップリスク | 上場から180日後に大株主の売却が解禁される | 中 |
| 為替リスク | 米ドルと円の為替変動が損益に影響 | 低〜中 |
| 競合リスク | Blue Origin・Amazon Kuiperなどの台頭 | 低〜中 |
イーロン・マスク依存とガバナンス上の懸念点
SpaceXへの投資を考える上で、絶対に外せない視点がイーロン・マスク氏への依存度です。マスク氏はSpaceXの創業者兼CEOであり、会社の戦略・技術・ブランドの中心にいます。同氏の持つクラスB普通株式(1株で10票の議決権)は全体の93.6%を占め、事実上すべての重要決定を一人で行える絶大な支配権を持っています。
これは諸刃の剣です。マスク氏のリーダーシップと先見性があったからこそ、SpaceXはわずか20年余りで世界最高のロケット打ち上げ企業にまで成長しました。しかし投資家の立場から見ると、一人の人物の意思決定や体調・評判・他事業(Tesla・X・xAI等)との利益相反によって会社全体が大きな影響を受けるリスクが存在します。マスク氏が何らかの理由で経営から離脱した場合、あるいは政治的・社会的な炎上が起きた場合に株価が大幅に下落するリスクは現実的に存在します。
また、ガバナンス(企業統治)の観点からも懸念があります。SpaceXは株主への透明性が低い非公開企業から上場企業へと移行しますが、クラスB株式による支配構造は変わりません。つまり一般の株主(クラスA株保有者)がいくら反対意見を持っていても、マスク氏の意向が最終的に通る構造が維持されます。大手労働組合「Teamsters」がこうした構造に対して規制当局へ警告を発するなど、ガバナンスへの批判的な声も上がっています。投資する側は「SpaceXの株を買うことはマスク氏に投資すること」という意識を持つ必要があります。
さらに、ロックアップ期間にも注目が必要です。ロックアップとは、上場直後に大株主が株を売れない期間のことです。SpaceXの場合、CEOのマスク氏は上場後366日間、その他の主要株主は180日間の売却制限があります。つまり上場から約6ヶ月後(2026年12月前後)に大株主の一部が株を売り始める可能性が出てきます。大量の売り注文が市場に出ると株価を押し下げる要因になりうるため、6ヶ月後の動向には特に注意が必要です。
冷静に判断するための投資基準の持ち方
これだけのリスクを知った上で「それでも投資したい」という気持ちは全く否定しません。大切なのは、熱狂に飲み込まれずに自分なりの投資基準を持つことです。ビジネスインサイダーが4人のプロ投資家にアンケートを取ったところ、3人がIPOには「様子見」を選び、1人だけが購入すると答えました。このことからも、プロの間でも評価が分かれる難しい銘柄であることがわかります。
実際に初値予想として、ipokiso.comでは2026年6月4日時点で「135ドル〜165ドル」という見通しを出しています。つまり公募価格の135ドル前後から、最大で2割程度のプレミアムがつく可能性があるという予想です。一方で「IPO後の初日取引で初値が公募価格を下回るケースも歴史的に存在する(フロリダ大学の1980〜2024年データより)」という指摘もあります。過熱した期待感が公募価格に既に織り込まれている場合、初値が公募価格を下回ることもあり得ます。
投資判断の基準として、以下の3つの視点を持つことをおすすめします。第一に「失っても許容できる金額だけ投資する」という原則です。どんなに素晴らしい会社でも、投資元本がゼロになるリスクはゼロではありません。生活費や緊急資金には手をつけず、余裕資金の範囲内で参加しましょう。第二に「短期的な値動きに一喜一憂しない覚悟を持つ」こと。IPO直後は特に値動きが激しくなる傾向があります。長期的にSpaceXの事業成長を信じて保有するのか、初値で売るのかを事前に決めておくと感情的な判断を避けられます。第三に「為替リスクも計算に入れる」こと。ドル建ての株ですから、円高が進むと円換算での評価額が下がります。例えば1ドル150円で買った株が1ドル130円になれば、約13%分のマイナスが為替だけで発生します。
💡 SpaceX IPO投資 判断チェックリスト
- 投資に使う金額は「失っても生活に支障のない余裕資金」に限定しているか
- NISA枠内で購入する場合、年間240万円の残枠は十分か
- 米ドルの準備が申込期限(6月11日15:00)までに間に合うか
- IPO後に株価が下がっても保有し続ける覚悟があるか
- ロックアップ解除(上場後180〜366日)前後の動向を注視できるか
- マスク氏の他事業(Tesla・X)の動向もあわせて定期的にチェックできるか
- 為替リスク(円高進行時の評価額下落)を受け入れられるか
リスクを知ることは、投資から逃げることではなく、より賢く投資するための準備です。SpaceXは間違いなく時代を変える可能性を持った会社ですが、その評価が株価に正確に反映されるまでには時間がかかる場合もあります。焦らず、自分のペースで、しっかりとした判断をした上で参加してください。
まとめ|SpaceX IPOをSBI証券・楽天証券で賢く活用するために
2026年6月12日、SpaceXが米ナスダック市場に上場します。公募価格135ドル、調達額750億ドル、時価総額最大1.75兆ドルという史上最大規模のこのIPOに、日本の個人投資家もSBI証券・楽天証券を通じて参加できます。NISA成長投資枠での申込も可能で、楽天証券では上場後に100円から小数点購入もできるという、かつてない形で日本人に宇宙産業投資の扉が開かれました。
SBI証券ではSBIハイパー預金残高10万円以上の確保で当選確率アップが狙えます。楽天証券では個人投資家への100%完全公平抽選と、上場後の少額積み立て購入が魅力です。最大の戦略は両口座に申し込んでチャンスを2倍にすること。その際は両当選時の資金を確保しておくことを忘れずに。
一方で、現在も純損失が継続しており、PSRが90〜100倍という超高バリュエーション、マスク氏への集中リスク、ロックアップ解除後の売り圧力など、しっかりと向き合うべきリスクも存在します。「夢のある会社」への投資だからこそ、余裕資金の範囲内で、冷静な判断のもとで参加することが何より大切です。
🚀 今すぐできること|アクションリスト
- SBI証券・楽天証券の口座を今すぐ開設(翌営業日には完了する)
- 外国株式取引口座の有効化を確認する
- NISAの成長投資枠の残枠を確認する
- 6月11日15:00までに米ドルを買付余力に準備する
- SBIハイパー預金残高10万円以上をキープする(SBI証券ユーザー)
- 上場後は楽天証券の100円積み立てで長期投資スタートも検討する
宇宙の扉は、今まさに開いています。SpaceXの株主になることは単なる投資以上の意味を持ちます。ロケットが飛ぶたびに、Starlinkが世界中にインターネットをつなぐたびに、「自分もその歴史に少し関わっている」という感覚が持てる。それが長期投資の醍醐味です。ぜひ今日からできる一歩を踏み出してみてください。あなたの資産形成の旅が、宇宙とともに大きく広がっていくことを願っています。
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