「スタバの株を買えば、ドリンクがお得になるの?」と思ったことはありませんか? 結論から言うと、スターバックスには株主優待がありません。 スターバックスはアメリカ上場の米国株であり、海外企業では株主還元を配当金で行うのが一般的なため、日本特有の「株主優待」という制度は存在しないのです。 さらに、日本法人であるスターバックスコーヒージャパンも2015年に上場廃止となっており、国内市場でスターバックス株を購入することもできません。 しかし、カフェをお得に楽しむ方法がないわけではありません。 日本にはドトール・日レスホールディングスやコメダホールディングス、銀座ルノアールなど、株主優待でカフェを割引・無料で利用できる銘柄が複数存在します。 なかには約9万円台から始められるコスパ優秀な銘柄もあり、投資初心者でも手の届きやすい選択肢が揃っています。 本記事では、スターバックスに株主優待がない理由をわかりやすく解説したうえで、カフェ好き投資家必見のおすすめ株主優待銘柄6選と、優待株投資に最適なネット証券を徹底比較してご紹介します。
この記事でわかること
- スターバックスに株主優待が存在しない本質的な理由と背景
- カフェ関連の株主優待で実際にどれだけお得になるかのイメージ
- コスパ・利回り・使いやすさで選ぶべきカフェ優待銘柄の見極め方
- タリーズユーザーが狙える「隠れ優待」銘柄の存在
- 優待株投資をスムーズに始めるための証券会社選びのポイント
目次
- 1. スターバックスに株主優待がない理由
- 2. カフェ関連の株主優待がある銘柄6選
- 3. カフェ優待銘柄を選ぶときの3つの比較ポイント
- 4. 株主優待銘柄に投資できるおすすめネット証券2選
- 5. 株主優待投資で失敗しないために知っておくべきこと
- まとめ|スターバックスの株主優待とカフェ関連優待銘柄の総整理

第1章:スターバックスに株主優待がない理由
米国株と日本株では「株主還元」の仕組みがまるで違う
「スタバの株を持てば、ドリンクがタダになるんじゃないの?」と思ったことはありませんか? 実はこれ、とても多くの人が誤解していることのひとつです。結論から正直にお伝えすると、スターバックスには株主優待がありません。 その理由は、スターバックスがアメリカで上場している「米国株」だからです。
日本では「株主優待」という制度がとても広く普及していて、株を持っているだけで食事券や割引カードがもらえる企業がたくさんあります。これは日本独特の文化と言っても過言ではありません。しかし、アメリカやその他の海外企業では、株主への「お礼」は基本的に配当金(現金)で行うのが主流です。株主に割引券や商品券を配るという概念そのものが、海外では一般的ではないのです。
スターバックス(ティッカーシンボル:SBUX)は現在、アメリカのナスダック市場に上場しており、全世界の株主に対して四半期ごとに配当金を支払っています。2025年の配当金は1株あたり約0.61ドル(日本円で約95円前後)です。これが、スターバックスが株主に対して行っている還元の主な手段です。優待券ではなく、現金でのリターンを重視するというのが、海外企業の基本スタンスなのです。
日本株 → 株主優待(食事券・割引券など)+配当金の「ダブル還元」が多い
米国株 → 配当金(現金)での還元が中心。優待制度はほぼ存在しない
スタバはアメリカの企業 → だから日本式の株主優待はもらえない
「じゃあ配当金で元が取れるの?」と思う方もいるでしょう。スターバックスの株価は1株あたり数千円〜1万円以上することが多く、100株買おうとすれば数十万円以上の資金が必要になります。配当利回りも決して高くはないため、純粋に「カフェをお得に使いたい」という目的で米国スタバ株を買うのは、コスパの観点からは難しいと言えます。
スターバックスコーヒージャパンが上場廃止になった経緯
「昔は日本のスタバ株があったって聞いたけど?」という疑問を持つ方もいるかもしれません。その通りで、かつて「スターバックスコーヒージャパン株式会社」は東京証券取引所のJASDAQ市場に上場していました。そしてこの時期には、日本独自の株主優待としてドリンク券が配布されており、株主がスターバックスの店舗でコーヒーを無料で楽しめたのです。
しかし、2014年に大きな転機が訪れます。アメリカのスターバックス本社(スターバックスコーポレーション)が、日本法人を完全に自分たちの傘下に収めること(完全子会社化)を決定し、TOB(株式公開買い付け)を実施しました。TOBとは、「市場で株を買い集めて、その会社を丸ごと買収する」という手法です。
この買収が完了した結果、2015年3月にスターバックスコーヒージャパンは東証から上場廃止となりました。上場廃止とは、その会社の株が証券市場で売り買いできなくなるということです。つまり、現在は日本でスターバックス関連の株を購入することは一切できない状態になっています。
| 時期 | 出来事 | 株主優待の状況 |
|---|---|---|
| 〜2014年 | スターバックスコーヒージャパンがJASDAQに上場中 | ドリンク券などの株主優待あり |
| 2014年後半 | 米国本社がTOB(完全子会社化)を実施 | 優待制度が終了に向かう |
| 2015年3月 | スターバックスコーヒージャパンが上場廃止 | 株主優待は完全廃止 |
| 現在 | 米国SBUX株のみ存在(配当金あり) | 日本式の株主優待はない |
タリーズコーヒーにも株主優待がない理由
「スタバがダメなら、タリーズは?」と思う方もいるでしょう。実はタリーズコーヒーも、現在は単独で上場していません。タリーズコーヒージャパンは2004年にMBO(経営陣による自社買収)を行い、その後2006年に伊藤園(証券コード:2593)に全株式を売却して上場廃止となりました。
伊藤園はお茶などの飲料メーカーとして東証プライム市場に上場していますが、その株主優待は「自社製品の詰め合わせ」などであり、タリーズで使えるドリンク券などは提供していません。つまり伊藤園の株主になっても、タリーズをお得に利用することはできないのです。
ただし、実はタリーズで使える優待券を提供している会社がひとつあります。それが佐藤食品工業(証券コード:2814)という企業で、株主に「タリーズデジタルギフト」を贈呈しています。このような「間接的に使えるカフェ優待」を探すのも、株主優待投資の面白さのひとつです。詳しくは第2章で解説します。
スターバックスに株主優待がない理由は「米国株だから」というシンプルな答えに行き着きます。海外企業は現金配当が基本で、日本式の優待制度は存在しません。また、日本法人は2015年に上場廃止となっているため、国内市場でスタバ株を買うことも不可能です。カフェをお得に楽しみたいなら、次の章で紹介する「日本のカフェ株主優待銘柄」を狙うのが現実的な近道です。
第2章:カフェ関連の株主優待がある銘柄6選|大手から隠れ優待まで
大手カフェチェーンで使える優待銘柄(ドトール・コメダ)
スターバックスには株主優待がないことがわかりました。でも、がっかりしないでください。日本にはカフェをお得に楽しめる株主優待銘柄が複数存在します。 どれも実際に全国展開しているカフェチェーンであり、日常生活の中で気軽に使えるのが魅力です。まずは知名度と利用しやすさで抜群の2社を見ていきましょう。
ドトール・日レスホールディングス(証券コード:3087)は、「ドトールコーヒーショップ」や「エクセルシオールカフェ」などを展開する大手カフェチェーンの持株会社です。東証プライム市場に上場しており、権利確定月は毎年2月末です。100株保有で1,000円分の株主優待カードがもらえ、300株以上で3,000円分、500株以上で5,000円分と、保有株数に応じて優待額が増えていきます。2025年4月時点の株価は約2,700円台で推移しており、100株の最低取得金額は約27万円前後です。日常的にドトールを利用する方にとっては非常にコスパの良い銘柄と言えます。
コメダホールディングス(証券コード:3543)は、「珈琲所コメダ珈琲店」を全国にフランチャイズ展開する企業です。東証プライム市場に上場しており、権利確定月は2月末と8月末の年2回です。100株保有でプリペイドカード「KOMECA」に年間合計2,000円分(各1,000円×2回)がチャージされます。さらに魅力的なのが長期保有優遇制度で、300株以上を3年以上継続保有している株主には、2月の権利確定時にプラスで1,000円分の追加チャージがあります。長く持てば持つほどお得になる設計になっています。
| 銘柄名 | 証券コード | 権利確定月 | 100株優待内容 |
|---|---|---|---|
| ドトール・日レスHD | 3087 | 2月末 | 優待カード1,000円分 |
| コメダHD | 3543 | 2月末・8月末 | KOMECA年間2,000円分 |
| 東和フードサービス | 3329 | 4月末・10月末 | 優待券年間2,500円分 |
| サンマルクHD | 3395 | 3月末 | 20%割引カード |
| 銀座ルノアール | 9853 | 3月末 | 優待券1,000円分 |
| 佐藤食品工業 | 2814 | 3月末・9月末 | タリーズギフト2,000円分 |
こだわり派・割引重視の方におすすめの銘柄(東和・サンマルク)
東和フードサービス(証券コード:3329)は、「椿屋珈琲」「椿屋カフェ」「ダッキーダック」などの高級カフェ・レストランチェーンを東京圏を中心に展開する企業です。東証スタンダード市場に上場しており、権利確定は4月末と10月末の年2回。100株保有の場合、4月末時点の株主には500円券が3枚、10月末時点の株主には500円券が2枚贈呈され、年間合計で2,500円分になります。株数が増えるほどもらえる枚数も増えていく仕組みです。最低取得金額は約20万円台前半と比較的手が届きやすく、普段使いよりもちょっと特別なカフェタイムを株主優待で楽しみたい方に向いています。
サンマルクホールディングス(証券コード:3395)は「サンマルクカフェ」「鎌倉パスタ」「神戸元町ドリア」など、カフェからレストランまで幅広い業態を全国展開する企業です。東証プライム市場に上場しており、権利確定は3月末の年1回です。優待内容は株数に関わらず100株以上保有で「株主優待カード(20%割引)」が1枚もらえます。金額ではなく「割引率」という形式が特徴的で、頻繁に利用すればするほどお得になる仕組みです。カードは7月から翌年6月まで繰り返し使えるため、年間を通じてコツコツ節約したい方に最適です。
少額投資で狙える隠れ優待銘柄(ルノアール・佐藤食品工業)
銀座ルノアール(証券コード:9853)は「喫茶室ルノアール」「ニューヨーカーズカフェ」「カフェ・ミヤマ」などを首都圏中心に展開する企業です。東証スタンダード市場に上場し、権利確定は3月末。最大の魅力は最低取得金額が10万円以下という点で、投資初心者でも比較的始めやすい銘柄です。100株から499株保有で優待券1,000円分、500株以上で5,000円分、1,000株以上では10,000円分+オリジナルアイスコーヒーセット(約3,500円相当)と、大量保有すればより豪華な優待が受けられます。
佐藤食品工業(証券コード:2814)は、茶エキスや植物エキス、粉末酒など天然食品素材の製造・販売を主力とする企業です。一見カフェとは無関係に見えますが、この企業の株主優待が「タリーズデジタルギフト」なのです。100株保有で2,000円分のタリーズギフト券がもらえます。さらに2025年8月の発表では、2025年9月末基準日から優待内容が拡充され、300株以上保有の場合はタリーズデジタルギフトが4,000円分に増額されるという改善も行われました。タリーズをよく利用する方にとって、この「隠れ優待銘柄」は見逃せない存在です。
カフェ関連の株主優待銘柄は、大手チェーンからこだわりの喫茶店系まで多彩に揃っています。10万円以下から始められる銀座ルノアールや、タリーズで使える佐藤食品工業など、自分の利用スタイルや投資予算に合わせて選べるのが日本の優待株投資の魅力です。次の章では、これらの銘柄を「どんな基準で選べばいいか」について深掘りします。
第3章:カフェ株主優待銘柄の選び方|失敗しない3つの比較ポイント
優待利回りと配当利回りを合わせた「実質利回り」で考える
株主優待銘柄を選ぶとき、多くの初心者の方が「優待内容がいいから買う」という判断をしがちです。しかし、それだけで判断するのは少し危険です。大切なのは「投資した金額に対して、どれだけの価値が返ってくるか」、つまり実質利回り(優待利回り+配当利回り)で考えることです。
例えば、1,000円分の優待券をもらえる銘柄でも、そこに100万円を投じているなら利回りは0.1%に過ぎません。一方で、1,000円分の優待券をもらうために10万円の投資で済むなら、利回りは1.0%となります。同じ優待内容でも、投資金額次第でお得度はまったく変わってくるのです。
銀座ルノアール(9853)は最低取得金額が10万円以下と低く、優待利回りが約1%前後になることもあります。配当利回りは低めですが、少額から始めたい初心者にとっては入門として最適な銘柄です。一方、コメダホールディングス(3543)は取得金額が約30万円前後かかりますが、年間2,000円分の優待+配当金が加わるため、長期保有でじっくりリターンを積み上げたい方に向いています。
| 銘柄名 | 最低取得金額の目安 | 優待利回りの目安 | こんな人向け |
|---|---|---|---|
| 銀座ルノアール | 約10万円以下 | 約1.0〜1.1% | 少額から始めたい初心者 |
| 東和フードサービス | 約20万円台 | 約1.2%前後 | 高級カフェが好きな方 |
| コメダHD | 約30万円前後 | 約0.6〜0.7% | 長期保有でコツコツ積み上げたい方 |
権利確定月と長期保有優遇制度の有無を必ずチェックする
株主優待をもらうためには「権利確定日」に株を保有している必要があります。権利確定日とは、「この日に株主名簿に載っている人が優待をもらえる」という期限のことです。そして実際には「権利付き最終日」(権利確定日の2営業日前)までに株を購入しておく必要があるため、ギリギリで買おうとして間に合わなかった、というミスに注意が必要です。
また、年1回しか権利確定がない銘柄より、年2回ある銘柄の方が優待を頻繁にもらえてお得感があります。コメダホールディングスや東和フードサービスは年2回制のため、同じ保有額でも還元頻度が高いという点で魅力的です。
さらに注目すべきなのが長期保有優遇制度の有無です。コメダホールディングスでは、300株以上を3年以上継続保有することで追加チャージ1,000円分がもらえます。つまり、株を長く持ち続けることで、毎年もらえる優待額が増えていく仕組みです。「じっくり長期投資したい」という方には、この長期優遇の有無が銘柄選びの重要なポイントになります。
2月末権利:ドトール・日レスHD、コメダHD(前半)
3月末権利:サンマルクHD、銀座ルノアール、佐藤食品工業(前半)
4月末権利:東和フードサービス(前半)
8月末権利:コメダHD(後半)
9月末権利:佐藤食品工業(後半)、東和フードサービス(後半)
→ 複数銘柄に分散することで、年中いつでも優待が届く設計も可能です!
実際に使える店舗数とエリアで「使いやすさ」を判断する
株主優待で割引券や食事券をもらっても、近くに対象店舗がなければ使えません。優待銘柄を選ぶうえで「どこで使えるか」は非常に重要な視点です。全国規模で展開しているドトールやコメダは使える店舗数が多く、都市部から地方まで幅広く対応しています。
一方、銀座ルノアールや椿屋珈琲(東和フードサービス系)は首都圏中心の展開であるため、地方在住の方には使いにくい場面もあるかもしれません。佐藤食品工業のタリーズデジタルギフトは「デジタル」形式のため、スマートフォンで管理でき、期限の管理もしやすいというメリットがあります。タリーズは全国展開しているため、地方の方でも利用できる可能性が高い優待です。
銘柄を選ぶ前に、「自分が住んでいるエリアに対象店舗があるか」「年間でどれくらいそのカフェを利用するか」を事前に確認しておくことで、購入後に「もらったけど使えない」という事態を防げます。株主優待は「自分が使えてこそ価値がある」ものであることを忘れないようにしましょう。
カフェ優待銘柄を選ぶときは「実質利回り」「権利確定月と長期優遇」「使える店舗のエリア」の3点を必ず確認しましょう。自分のライフスタイルや投資予算に合った銘柄を選ぶことが、株主優待投資を長続きさせる秘訣です。次の章では、いよいよ「どの証券会社で買えばいいか」を解説します。
第4章:カフェ株主優待銘柄に投資できるおすすめネット証券2選
SBI証券|国内株式シェアNo.1の安心感と充実の機能
「どこの証券会社で口座を開けばいいの?」という疑問は、投資初心者の方が必ず直面する最初の壁です。数ある証券会社の中でも、株主優待投資において特に評価が高いのがSBI証券とマネックス証券の2社です。それぞれに異なる強みがあるため、自分のスタイルに合ったほうを選ぶことが大切です。
SBI証券はSBIグループが運営する、国内最大手のネット証券です。2025年には1,400万口座を突破し、国内株式の個人取引シェアでNo.1を維持しています。これだけ多くの人が利用しているという実績は、安心感につながります。口座開設の手続きはオンラインで完結でき、マイナンバーカードがあれば最短翌営業日には取引を始められる場合もあります。
SBI証券の特徴として、国内株式の取引手数料が無料(ゼロ革命)になっていることが挙げられます。以前は100株の取引でも数百円の手数料がかかっていましたが、現在は現物取引・信用取引ともに国内株式の手数料が無料化されています。これは初心者にとって非常に大きなメリットで、少額から気軽に投資を始めやすい環境が整っています。
また、三井住友カードを使った「クレカ積立」制度では、投資信託を積み立てるたびにVポイントが貯まります。株主優待の現物株だけでなく、NISAを活用した長期積立投資を並行して行いたい方にも向いています。さらに、1株から購入できる「S株(単元未満株)」サービスも提供しており、まずは少額で株主優待銘柄を試し買いしてみたいという方にも対応しています。
マネックス証券|高還元クレカ積立と銘柄分析ツールが光る
マネックス証券は、1999年に設立されたネット証券の老舗のひとつです。個人投資家からの信頼が厚く、特に「分析ツールの充実度」と「クレカ積立の高還元率」で他社と差別化しています。
マネックスカードを使った積立投資では、カード決済額に対して年会費実質無料のクレジットカードの中でトップクラスとなる1.1%のマネックスポイントが還元されます。このポイントはdポイントやAmazonギフト券などに交換可能で、積み立てながらポイントも貯まるというお得な仕組みです。
そして最大の魅力が「マネックス銘柄スカウター」という無料で使える銘柄分析ツールです。企業の業績推移・財務データ・アナリスト予想などをわかりやすいグラフで確認できるため、株主優待銘柄を選ぶ際にその会社の業績が安定しているかどうかを簡単にチェックできます。「優待内容だけで銘柄を選んで失敗した」という事態を防ぐためにも、このツールの存在は非常に頼もしいです。
| 比較項目 | SBI証券 | マネックス証券 |
|---|---|---|
| 国内株式手数料 | 無料 | 無料 |
| クレカ積立還元率 | 最大3%(条件あり) | 1.1%(年会費実質無料) |
| 銘柄分析ツール | スクリーナー充実 | 銘柄スカウター(無料) |
| 1株投資 | S株あり | ワン株あり |
| こんな人に向いている | 口座数・実績重視の初心者 | 分析しながら銘柄を選びたい方 |
どちらを選べばいい?自分に合った証券会社の決め方
SBI証券とマネックス証券、どちらを選んでも国内株式の手数料は無料で、株主優待銘柄への投資は十分に行えます。決め手になるのは「自分が何を重視するか」です。
シンプルに「まず株を買ってみたい」「利用者が多い安心感が欲しい」という方はSBI証券が向いています。一方、「企業の業績もきちんと調べながら慎重に銘柄を選びたい」「クレカ積立でコツコツポイントも貯めたい」という方はマネックス証券がおすすめです。また、両社に口座を開いておいて、用途に応じて使い分けるという方法も賢い選択です。口座開設は無料でできるため、まず両社に登録しておくという初心者も少なくありません。
・本人確認書類(マイナンバーカードまたは運転免許証)が必要
・NISA口座は1人1社しか開設できないため、NISA利用の場合は慎重に選ぼう
・一般口座ではなく「特定口座(源泉徴収あり)」を選ぶと確定申告が不要で便利
・口座開設は通常1〜3営業日で完了することが多い
第5章:株主優待投資で失敗しないために知っておくべき3つのこと
優待内容だけを見て買うと痛い目にあう理由
株主優待投資の世界には「優待落とし穴」と呼ばれる、初心者が陥りやすい失敗パターンがあります。その中でも最も多いのが、優待内容だけを見て銘柄を選んでしまうケースです。「1,000円分の優待券がもらえる」という魅力だけに引き寄せられて購入した結果、会社の業績が悪化して株価が大幅に下落し、優待券1,000円分をはるかに上回る損失を被る、という事態は珍しくありません。
株式投資において「優待の価値」よりも「株価の変動」の方が金額的に圧倒的に大きくなることがほとんどです。例えば、30万円で購入した株が20万円に値下がりすれば、10万円の損失が生じます。これは30年分の1,000円優待券を受け取っても埋まらない損失です。だからこそ、優待内容だけでなく会社の財務状況や業績の安定性もあわせて確認することが大切なのです。
具体的にチェックすべき指標としては「売上高の推移(右肩上がりか)」「営業利益率(10%以上が理想)」「自己資本比率(40%以上が安全の目安)」「有利子負債(借金が多すぎないか)」などがあります。これらをマネックス証券の銘柄スカウターなどのツールで確認する習慣をつけましょう。
優待廃止・改悪リスクを事前に察知する方法
株主優待は会社側が「任意」で設定しているものであり、いつでも廃止や内容変更(改悪)が行われる可能性があります。2025年の調査では、株主優待を廃止した企業のうち、TOBやMBOによる上場廃止が全体の約56%を占めました。スターバックスコーヒージャパンもまさにこのケースです。
優待廃止リスクを事前に察知するためのサインとしては、「業績の連続赤字」「自己資本比率の低下」「経営陣の突然の交代」「大株主による株式買い増し」などが挙げられます。特に最終赤字が続いている企業は、コスト削減のために優待廃止を検討するケースが多いと言われています。
逆に、優待が安定・拡充されやすい企業の特徴は「継続的な増益基調」「個人株主比率が高い」「長期保有優遇制度を導入している」といった点です。佐藤食品工業が2025年8月に優待内容を拡充したのは、株主を大切にしている姿勢の表れとも言えます。こうした企業姿勢を日頃から観察しておくことが、長期的に安心して優待株を保有するための基盤になります。
| チェック項目 | 危険サイン | 安全サイン |
|---|---|---|
| 業績 | 連続赤字・売上減少 | 安定した増益基調 |
| 自己資本比率 | 20%以下(借金過多) | 40%以上が目安 |
| 株主構成 | 大株主による急激な買い集め | 個人株主比率が高い |
| 優待制度 | 過去に改悪・廃止歴あり | 長期保有優遇制度あり・拡充実績あり |
分散投資でリスクを抑え、優待生活を長続きさせるコツ
株主優待投資において大切なもうひとつのポイントが「分散投資」です。「カフェが好きだから全財産をカフェ関連株に集中投資する」という選択は、一見情熱的に見えますが、投資の観点からはリスクが高すぎます。一つの業界に集中していると、外食産業全体が不況になったときや、新型コロナウイルスのような予期せぬ事態が起きたときに、保有している株が一斉に下落する可能性があるからです。
おすすめは「カフェ関連で2〜3銘柄」「それ以外の業種で2〜3銘柄」というように、異なるジャンルに分けて投資する方法です。例えばコメダホールディングス(飲食)+ドトール・日レスHD(飲食)+食品や小売系の優待株1〜2本、というポートフォリオが考えられます。こうすることで、一部の銘柄が値下がりしても他の銘柄でカバーできる体制を作れます。
また、NISA(少額投資非課税制度)を活用することも忘れないでください。NISAを使えば、株の売却益や配当金に対する税金(通常約20%)が非課税になります。株主優待は税金の対象外ですが、配当金はNISA口座で受け取ることで非課税になるため、長期投資においてはNISAの活用が資産形成の効率を大きく高めます。
株主優待投資で失敗しないためには「優待内容だけでなく業績も見る」「優待廃止リスクのサインを知る」「複数銘柄に分散してリスクを抑える」の3点が欠かせません。NISA口座を活用しながら、長期目線でじっくり取り組むことで、カフェをお得に楽しみながら資産を育てる「優待生活」を実現できます。焦らず、一歩ずつ進んでいきましょう。
まとめ|スターバックスの株主優待とカフェ関連銘柄の総整理
この記事では、スターバックスに株主優待がない理由から始まり、代わりに活用できるカフェ関連の株主優待銘柄6選、銘柄の選び方、証券会社の比較、そして失敗しないための注意点まで幅広くお伝えしてきました。
スタバに株主優待はありません。 しかしそれは「カフェをお得に楽しめない」ということではありません。ドトール・コメダ・銀座ルノアール・佐藤食品工業など、日本には素晴らしいカフェ優待銘柄がたくさん存在します。自分の生活スタイルや投資予算に合った銘柄を選んで、毎日のコーヒー代を株主優待で賄えるようになったとき、投資が「生活を豊かにするツール」として実感できるはずです。
まずはSBI証券かマネックス証券で口座を開設するところから始めてみましょう。口座開設は無料で、10分もあれば申込み完了です。難しく考えず、「まず銀座ルノアールを10万円分買ってみる」という小さな一歩が、長い投資人生の最高のスタートになります。焦らず、楽しみながら、自分だけの優待生活を作り上げていきましょう。
・スターバックスは米国株のため株主優待なし。日本法人も2015年に上場廃止済み
・カフェ優待銘柄はドトール・コメダ・東和・サンマルク・ルノアール・佐藤食品工業の6社
・銘柄選びは「実質利回り」「権利確定月」「使える店舗のエリア」で判断する
・証券会社はSBI証券(初心者向け安心感)かマネックス証券(分析ツール重視)がおすすめ
・優待内容だけでなく業績・財務状況も必ずチェックして分散投資を心がけよう

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