「PBRってよく聞くけど、つみたてNISAに関係あるの?」そんな疑問を感じたことはありませんか?
この記事では、PBRとは何か、そしてつみたてNISAとの関係について初心者向けにわかりやすく解説します。
目次(クリックで各章へジャンプ)
第1章:PBRとは何か?つみたてNISAとの関係を知る

PBRとは「株価純資産倍率(Price Book-value Ratio)」のことで、株価が企業の純資産(資本金や利益剰余金)に対してどれくらいの倍率で評価されているかを示す指標です。
たとえばPBRが1.0なら、「企業が持つ資産と株価が同じ評価」であることを意味します。PBRが1未満の場合、「株価が資産に対して割安である」と判断されることが一般的です。
では、つみたてNISAで投資する投資信託にこのPBRがどれほど関係するのでしょうか?
基本的に、つみたてNISAは個別株ではなく、株式や債券などに分散投資する「投資信託」を積み立てる仕組みです。そのため、PBRは個別株ほど直接的に意識する必要はありません。
しかし、投資信託の中身は企業の株式で構成されており、PBRの平均的な水準がパフォーマンスに影響を与えるケースもあるのです。
第2章:PBRが低い企業の特徴とそのメリット・デメリット
PBRが低い企業は、一般的に「割安株」と呼ばれます。これは、企業が持つ純資産に対して株価が相対的に安いことを示しています。
このような企業は、業績が一時的に落ち込んでいる、もしくは投資家から成長性を疑問視されているケースが多いです。
メリットとしては、「現在の株価が低く、今後の業績改善によって値上がりする可能性がある」「資産価値に対して安定性がある」などが挙げられます。
一方でデメリットは、「成長期待が少なく、長期間株価が横ばいになることもある」点です。つみたてNISAのような長期運用では、成長性も重要視されるため、単にPBRが低いだけでは魅力的とは限りません。
第3章:つみたてNISAでPBRはどこまで意識するべき?
結論から言えば、つみたてNISAにおいては「PBRをそこまで気にする必要はない」と言えます。
なぜなら、S&P500や全世界株式(オルカン)などのインデックス投資信託は、数百〜数千の企業に分散投資しており、個別企業のPBRの影響は薄まるからです。
ただし、つみたてNISAでも「アクティブファンド」を選ぶ場合は話が別です。ファンドの運用方針に「割安株中心」や「低PBR銘柄に投資」などが明記されているものもあります。
自分が選んでいるファンドの「組入上位銘柄」や「平均PBR」を確認することも、ひとつの学びとして有益です。
とはいえ、投資初心者の方はまず「PBRよりも継続すること」が大切です。
第4章:PBRを意識した投資をしたいならどうする?
もし、PBRを意識した投資を取り入れたいのであれば、つみたてNISAとは別の口座で実践するのが現実的です。
たとえば、以下のような選択肢があります:
・日経バリューインデックス連動型ETF(低PBR銘柄中心)
・高配当株ETF(PBRが低めの安定銘柄を組入)
・低PBR銘柄にフォーカスした国内株ファンド
また、楽天証券やSBI証券では「指標検索」が可能で、PBR1.0未満の個別株を探すこともできます。
つみたてNISAはあくまで「長期的な基礎体力作り」、PBRを意識する投資は「応用編」として並行運用するとバランスが取れます。
第5章:まとめ|PBRにこだわりすぎない長期戦略を
この記事では、「つみたてNISAとPBRの関係」について、初心者向けに解説しました。
PBRは企業評価の大事な指標ですが、つみたてNISAのような「長期・分散・積立」が基本の制度では、そこまで重視しなくてもOKです。
それよりも「継続すること」や「投資先ファンドの特徴を理解すること」のほうが、投資を続ける上では重要です。
少しずつでも知識を増やしながら、つみたてNISAを自分の武器にしていきましょう。投資は完璧さより継続力。PBRも知識として持ちつつ、長期目線で安心して続けましょう。
\応援ありがとうございます!/
「いいね」や「応援クリック」が更新の原動力になります!
共感いただけたらXでのフォローやブログ村バナーのクリックをお願いします。
コメント