「手取りが少ないから貯金なんてムリ」「何を削ればいいのかわからない」──そんな悩みを抱えていませんか?
実は、お金が貯まらない人には共通する“ムダ”があります。それは支出だけでなく、思考や習慣の中にも隠れています。
このまま何も変えなければ、1年後もお金の悩みを抱えたままかもしれません。でも逆に、今すぐ“あるモノ”を捨てれば、低収入でも貯金はグッとラクになります。
この記事では、誰でも実践できる「お金が貯まる人になるために捨てるべきモノ10選」を、具体例つきで紹介します。
- 収入が少なくてもお金が貯まる具体的な行動とは?
- 意外と見落としがちな「お金を減らす習慣」
- 捨てるだけで月1万円以上の節約につながるヒント
- 貯金体質に変わるための思考のリセット法
目次
- 第1章:お金が逃げる“無意識の習慣”
- 第2章:節約を邪魔する“思考のクセ”
- 第3章:気づかぬうちに出ていく固定費
- 第4章:貯金できない人が捨てられないモノ
- 第5章:“捨てる”ことで生まれるお金の余白
- まとめ:本当に必要なものだけが残る
第1章:お金が逃げる“無意識の習慣”
「とりあえずコンビニ」が貯金を遠ざける理由
「気づけば今月も残高がピンチ…」そんな人は、“習慣”という名の出費を見直す必要があります。収入が少ないから貯まらないのではなく、無意識にお金を使ってしまう行動があることが原因です。
たとえば、出勤前や仕事終わりに「とりあえずコンビニ」に寄る人。目的がないのに立ち寄ると、コーヒーやお菓子をつい買ってしまうものです。1回300円でも週5日続けば月6,000円、年にすると7万円以上の出費になります。
「ちょっとだけ」「いつもの癖」が積み重なることで、気づかぬうちにお金が出ていく体質になります。
財布のレシートは“支出放置”のサイン
また、レシートが財布にたまっていく人も要注意。使った金額を把握せずに放置することで、ムダな支出に気づけません。「何に使ったか分からない」支出ほど危険です。
おすすめは、スマホの家計簿アプリで「自動で記録・見える化」する方法です。私自身、マネーフォワードMEを使うようになってから、毎月の支出が2万円以上改善しました。
小銭を使い切ることがムダ遣いを生む理由
さらに、“小銭を使い切る”習慣も貯金を遠ざける原因になります。「細かいから使っちゃおう」という感覚が、不要な買い物を誘発します。
財布の中を軽くするより、本当に必要なモノにだけお金を使う習慣を持つほうが長期的にプラスになります。
例えば私は以前、「毎朝の缶コーヒー」と「週末のなんとなく買い」をやめただけで、月に1万円以上のゆとりができました。ほんの少しの見直しで、家計は劇的に変わるのです。
さらに、食費を節約しようと決めたとき、「空腹のまま買い物に行かない」ことを意識するだけでもムダ買いを減らせました。お金が貯まる人は、“仕組み”で自分を制御しているのです。
小さな工夫で、誰でも“お金が逃げない習慣”を手に入れることができます。次章では、さらに深く「思考のクセ」が及ぼす影響について見ていきましょう。
第2章:節約を邪魔する“思考のクセ”
「みんな持ってるから」の落とし穴
節約を邪魔する最大の敵は、他人と比べる癖です。SNSやテレビで「みんな使っている」「今どきはこれが常識」と言われると、自分も持っていないと不安になってしまう人は少なくありません。
でも、他人の消費と自分の収入・生活スタイルはまったく別物です。必要のないモノにお金を払うのは、最ももったいない支出の1つ。
私も以前、「同僚が使っているから」とApple Watchを購入しましたが、結局2ヶ月で使わなくなり、メルカリで売却した経験があります。持って満足していただけでした。
“頑張ったご褒美”の頻度が高すぎる
次に見直すべきは、「頑張ったからご褒美」という思考のクセです。自分を甘やかすことも必要ですが、それが日常化すると浪費の言い訳になってしまいます。
1回のスイーツやコンビニ買い物が500〜1,000円。月4回で毎月4,000円〜5,000円の出費になります。
ご褒美は“物”だけでなく、“時間”や“ゆっくりお風呂に入る”といった体験に変えてみるのもおすすめです。節約と幸せを両立するコツでもあります。
節約はつらいという思い込み
「節約=我慢」と感じる人も多いですが、それは大きな誤解です。本来、節約とは“選ぶ力”のこと。価値あるモノにお金を回し、不要な支出を削ることです。
「あえて買わない」という選択が、本当に必要なものを見極める力につながります。
実際、私は外食を控えて自炊を増やしたことで、月1万円以上の節約ができたうえに健康面でもメリットがありました。節約がつらいどころか、生活全体が整った感覚があります。
次章では、気づかないうちにお金を奪っている「固定費」の落とし穴に迫っていきます。
第3章:気づかぬうちに出ていく固定費
使っていないサブスクを放置していないか?
毎月の出費を見直すうえで、まず確認してほしいのが「固定費のムダ」です。特に見落としがちなのが、使っていないサブスクリプション。
動画配信や音楽アプリ、クラウドストレージなど、登録していたことを忘れているケースも多いです。月額980円でも1年で1万円以上の損になります。
「無料期間だけ」のつもりが、解約を忘れて継続課金になっていませんか?
私も以前、英会話アプリとダイエットアプリを半年以上放置していたことに気づかず、合計で1万5,000円以上ムダにしていました。
不要な保険に毎月いくら払っている?
次に見直したいのが保険です。すでに十分な保障があるのに、なんとなく契約を続けている保険はありませんか?
とくに若年層で独身の場合、貯蓄型保険や医療保険の一部は不要なケースも多いです。ライフスタイルの変化に合わせて、内容を見直すことが重要です。
加入時のままにしておくと、月数千円〜1万円のムダな出費が続くことになります。
実際に私は、20代で加入した医療保険を見直して月2,500円の節約に成功。保険の見直しは、節約に直結する有効な手段です。
スマホ代が高すぎる場合の対策
スマホ料金も固定費の中で大きなウエイトを占めます。大手キャリアのまま10年以上使い続けている人は、見直しのチャンスです。
格安SIMやプラン変更を行えば、月3,000〜5,000円の節約も十分に可能です。
私は格安SIMに乗り換えて月額7,000円→2,000円になり、年間で6万円以上の節約になりました。まさに「知らないまま払っていた」お金を取り戻せた感覚です。
次章では、「モノを手放すこと」がどうお金の余白を生むのかを掘り下げます。
第4章:貯金できない人が捨てられないモノ
着ないけど捨てられない服
クローゼットに眠る「いつか着るかも」の服、あなたにもありませんか?使わないのに手放せない服は、心のブレーキになり、整理整頓だけでなく家計にも影響を与えます。
服が多すぎると、収納のための家具や収納グッズを買い足す必要が出てくることも。不要な服=見えない支出に気づくことが大切です。
私も以前はクローゼットがパンパンで、何を着ればいいのか迷う時間が多くありました。しかし、断捨離してからは毎朝の支度がスムーズになり、服にかかる出費も激減しました。
「1年間着ていない服は、これからも着ることはない」それが現実です。
「いつか使うかも」の家電や雑貨
使っていないけど捨てられない、そんな家電や雑貨は場所を取るだけでなく、精神的なノイズにもなり得ます。
例えば一度しか使っていないミキサーや、壊れていないけど使わない空気清浄機。使わないモノは“負債”と考える意識が重要です。
これらを手放すことで、スペースだけでなく気持ちにも余裕が生まれます。私は不要な家電をフリマアプリで売却し、ちょっとした副収入にもつながりました。
「捨てるのがもったいない」と感じたら、それを手放したことで得られる“自由”に目を向けてみてください。
無意識に貯まるポイントカード
財布や引き出しにたまっていくポイントカード。本当に使っているものはごく一部です。
管理できないほどのカードは、無駄な買い物を誘発する原因になります。「ポイントがあるから」と買い物するのは、浪費の思考に近い状態です。
私はカードを3枚に絞ったことで財布がスッキリし、日々の買い物でも迷わなくなりました。
カードの種類 | 使用頻度 | 継続の判断基準 |
---|---|---|
スーパーのポイント | 週2〜3回 | メインの買い物先なら継続 |
ドラッグストア | 月1回未満 | 使わないなら破棄 |
飲食店 | 気まぐれ | アプリ登録で代用 |
貯金を意識するなら、情報やカードの“選択と集中”が必要不可欠です。次章では「捨てる」ことでお金の余白がどう生まれるのかを見ていきます。
「捨てられないモノ」は、過去への執着や“もったいない精神”の象徴でもあります。しかし、本当に必要なものだけを手元に残すことで、生活も支出も研ぎ澄まされていくのです。勇気を持って一歩踏み出せば、家計にも時間にも自由が訪れます。
第5章:“捨てる”ことで生まれるお金の余白
部屋が片付くと支出が減る理由
部屋が散らかっていると、どこに何があるか分からず、同じものを買ってしまうことがあります。これは「ダブり買い」と呼ばれる無駄遣いの典型です。反対に、部屋を片付けることで自分が何を持っているかが明確になり、無駄な買い物が減ります。
さらに整理された空間では「気持ちが整う」効果も。これは消費行動にも影響し、衝動買いの抑制にもつながります。
“片付け”は節約の第一歩。部屋が整うと、お金の流れも整いやすくなります。
モノが減ると時間も増える
探し物にかける時間、片付けにかかる時間、掃除にかかる手間。これらすべてがモノの量に比例して増加します。
一方で、モノが少ない暮らしは驚くほど時間に余裕が生まれます。この時間的余白が「副業に取り組む」「家計を見直す」など、生産的な行動に変わっていくのです。
モノを減らす=時間を生む投資。日々の生活にこそ最も価値ある投資を。
お金の流れが見えるようになる
必要最低限のモノで生活するようになると、自然と「何にお金を使っているか」が明確になります。家計簿をつけることと同じように、支出の可視化が進むのです。
新NISAでの投資も同様で、“今あるお金を何に使うか”という意識は、貯蓄・投資の思考に欠かせません。
私自身、ミニマル生活を取り入れてからは無駄な出費が減り、つみたて投資に回せる金額が増えました。
暮らし | 支出 | 投資額 |
---|---|---|
モノが多い | 浪費多め | 少なめ |
モノを絞る | 必要最小限 | 積立できる |
実際に、モノを手放すことで時間に余裕ができ、朝に10分間の投資勉強を始めた方もいます。小さな変化ですが、それが半年後には「NISA口座を開設して毎月1万円を積み立てる」という行動に変わったのです。
つまり、“モノを減らす=思考を整理する”という側面があり、これは資産形成にも直結する力となります。
新NISA制度では「成長投資枠」と「つみたて投資枠」が明確に分かれており、月1万円でも早く始めればその分、複利の効果が期待できます。まずは日常生活の中から「見直す」ことを始めてみましょう。
余計な出費を抑え、投資の種銭を生み出す工夫こそが、サイドFIREや資産形成の第一歩です。
まとめ:本当に必要なものだけが残る
ここまで読んでくださったあなたは、「捨てることでお金が増える」という新しい視点に少しでも気づきを得られたはずです。部屋を片づける行為は単なる整理整頓ではなく、無駄な支出やストレスの元を断ち切る第一歩なのです。
そしてその空いたスペースに、新しい習慣や投資のチャンスを迎え入れることができます。部屋も心もスッキリさせることで、家計の見直しもスムーズに進み、投資の準備資金も自然と捻出できるようになるでしょう。
これから新NISAを使って資産形成を目指す方にとっても、日々の暮らし方が投資の原資を左右するという感覚を持つことは非常に重要です。
まずは、不要なものを1つだけ手放してみてください。行動の小さな一歩が、やがて自由で豊かな未来へとつながっていきます。

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