「手取り22万円じゃ、老後も不安だし、貯金なんて無理…」
20代の頃の僕は、そんな漠然とした不安に押しつぶされそうになっていました。節約してもお金が増えない。投資は怖いし、何を信じていいかわからない。毎月ギリギリの生活の中で、「一体どうすれば未来は変わるのか?」と自問する日々。
しかし33歳のある日、ひとつの出会いが僕の人生を変えました。考え方・お金との向き合い方・行動の優先順位がガラッと変わったのです。
この記事では、普通の会社員だった僕がどのようにして“1億円を目指せる状態”になったのかを、実体験をもとにわかりやすく解説します。
「今はまだ無理」と思っている方こそ、ぜひ読んでみてください。
- 普通のサラリーマンでも億を目指せるマインドセット
- お金を「貯める・増やす」ための仕組み化のコツ
- 固定費削減より先にやるべきことの正体
- 貯蓄体質になるために今日からできる
目次
- 第1章:貯金ゼロからのスタート
- 第2章:手取り22万円でもできたお金の増やし方
- 第3章:投資の基礎と選んだ商品
- 第4章:習慣化とモチベ維持のコツ
- 第5章:1億円を目指すためのマインドセット
- まとめ:あなたにもできる「お金の人生設計」
第1章:貯金ゼロからのスタート
「貯金がない」「手取りが少ない」「投資なんて無理」──これらは過去の僕が口癖のように繰り返していた言葉です。33歳のとき、僕の手取りは22万円。ボーナスも微々たるもので、将来に対する不安ばかりが募っていました。
毎月の生活費を捻出するだけで精一杯で、「貯金なんて夢のまた夢」と思っていた僕に転機が訪れたのは、SNSで偶然目にした言葉でした。「収入が少なくても、貯める人は貯めている」。その言葉にハッとし、自分の甘えに気づいたのです。
まずは支出の見える化から始めました。家計簿アプリを使い、すべての支出を記録。可視化することで、コンビニ通いや無駄なサブスクなど、多くの“不要な習慣”が明らかになりました。
「今すぐ1億円なんて無理でも、毎月1万円なら投資できるかもしれない」──そう思えた瞬間から、僕の人生は少しずつ動き出したのです。
友人:「投資とかやってるの?」
僕:「うん、新NISAで月1万円だけ積み立て始めたよ」
友人:「えっ、それって意味あるの?」
意味があるかどうかは結果論。でも、やるかやらないかで人生は大きく変わる。僕はそれを実感しました。特別な知識もスキルもない僕が、少しずつ“貯められる人”になれたのは、小さな積み重ねを続けたからです。
そして出会ったのが新NISA。月1万円でも長期投資ができ、税制面のメリットもある。少額でも積み立てることで「お金が働いてくれる」感覚を得られるようになりました。
始めた当初は「本当にこれで意味があるのか」と何度も不安になりましたが、月日が経つにつれて残高が増えていくのを見るたびに、やってよかったと感じています。自信は“積み重ねた事実”からしか生まれないのです。
ステップ | 実践内容 | 気づき |
---|---|---|
1 | 家計簿アプリ導入 | 無駄な出費を可視化 |
2 | 先取り貯金の仕組み化 | 「残す」から「残る」へ |
3 | 新NISAで投資開始 | 将来に希望が持てた |
大事なのは、今あるお金で「何ができるか」を考える習慣です。完璧じゃなくていい。最初は500円でも1000円でもいいんです。小さな行動でも、積み上げることで未来を変える力になります。
次章では、僕が実践してきた収入の仕分け術や固定費の見直し方法について、具体的に紹介します。
第2章:手取り22万円でもできたお金の増やし方
「お金を増やすなんて、もっと収入が増えてからでしょ」──そんなふうに思っていませんか?僕もかつてそうでした。けれど実際には、収入の多さよりも、仕組み化が大切だと知ってから、僕のお金の流れは劇的に変わりました。
手取り22万円の中でも、お金を“残す・増やす”ことは可能です。むしろ収入が限られているからこそ、支出管理と自動化が命綱になります。ここでは僕が実践してきたお金の仕分け術を紹介します。
給料の自動仕分け術
まず、給料が振り込まれたら即座に次の3つに分けています:①生活費 ②貯金 ③投資。この比率はあらかじめネット銀行で設定しておくと、自動的に振り分けられるようになります。
項目 | 比率の目安 | ポイント |
---|---|---|
生活費 | 60〜70% | 固定費を抑えて変動費をコントロール |
貯金 | 10〜20% | 緊急用と目的別に分けて管理 |
投資 | 10〜20% | 新NISA枠の活用を優先 |
固定費カットより大事なこと
もちろん、節約は大事です。ただし我慢を重ねる節約は続かない。僕は通信費・保険・サブスクを見直し、月2万円の固定費削減に成功しました。その分を自動で投資に回すことで、資産形成が加速したのです。
重要なのは「削ったお金を、使わないうちに投資や貯金へ回す」こと。余ったら貯める、ではなく「先に貯めて、残りで生活」が鉄則です。
“先取り投資”の始め方
新NISAでは月1万円からでもOK。証券口座でつみたて設定すれば、勝手に買い付けてくれます。僕は楽天証券で「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を積み立て中。これだけで未来に向けて自動で資産形成ができるようになりました。
こうした工夫を続けた結果、1年で約30万円以上の資産が積み上がりました。次章では「何に投資したのか」「どうやって選んだのか」という具体的な商品選びの基準を紹介します。
もし「今の収入では無理」と感じているなら、それは仕組み化ができていないからかもしれません。僕自身、最初は怖くて証券口座にログインすることすら躊躇していました。でも、設定してしまえば日常生活は何も変わらず、お金が勝手に増えていく実感を味わえます。
特別な知識や高収入がなくても、仕組みだけ作って放置する。この「仕組み投資」は、忙しい社会人にこそ最適な方法だと今では思います。行動を最初に1回だけする勇気が、人生を変える鍵でした。
第3章:投資の基礎と選んだ商品
「何に投資すればいいかわからない」──これは初心者によくある悩みです。僕自身、投資を始めた当初は選択肢が多すぎて戸惑いました。株?投資信託?新NISAではどうするべき?迷った末にたどり着いたのが、インデックス投資というシンプルな選択でした。
インデックス投資とは、日経平均やS&P500など、特定の指標に連動する形で運用される投資方法のこと。銘柄を選ぶ必要がなく、低コストで分散投資ができるのが最大のメリットです。
インデックス投資との出会い
ある日SNSで「S&P500に連動した投資信託を積み立てるだけでOK」という投稿を見つけて、半信半疑で調べ始めました。調べれば調べるほど納得感があり、初心者の僕にぴったりだと感じたんです。
先輩投資家:「インデックス投資は退屈。でも、時間が一番の味方になるよ」
僕:「本当にそれだけでいいんですか?」
NISA制度の活用法
新NISAでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」がありますが、僕はまずつみたて投資枠から満額埋めることを目標にしています。理由は「長期・積立・分散」が最も成果を出しやすい戦略だからです。
制度 | 上限額 | 特徴 |
---|---|---|
つみたて投資枠 | 年間120万円 | 長期積立・投資信託に限定 |
成長投資枠 | 年間240万円 | ETFや個別株も対象 |
選んだ投資信託の理由
僕が選んだのは「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」です。理由は明快で、コストが低く、運用実績が安定しているから。これを毎月自動で積み立てるだけ。手間もストレスもなく、着実に資産が育っていきます。
また、資産形成を長期目線で考えるなら、「自分が理解できる商品」を選ぶのが最も大切です。いくら人気でも内容がよくわからない投資先は、下落局面で耐えられなくなります。
その点、インデックス投資は構造がシンプルで、初心者でも理解しやすい設計です。「米国全体に投資している」と意識できるだけで、変動にも冷静に向き合えるようになりました。
もちろん、投資は自己責任。元本割れのリスクはあります。でも、“長く続ける”という前提があれば、日々の値動きに振り回されることはありません。
初心者の僕がここまで継続できている理由は、「買う手間すらない自動化」が整っているから。選ぶのは一度だけ、あとはコツコツ続けるだけ。この気軽さが、投資を身近な存在にしてくれました。
次章では、こうした投資をどう継続していくのか、習慣化やモチベーションの維持についてお伝えします。
第4章:習慣化とモチベ維持のコツ
投資は始めるより続ける方が難しい。これはよく言われることですが、実際にやってみると継続の壁に直面することが多々あります。毎月積み立てているはずなのに、気がつけば残高を確認しなくなっていたり、別のことに気を取られたり……。そんなときこそ「仕組み化」がカギになります。
僕が意識しているのは「人の意思は弱い」という前提に立つことです。だからこそ、意思に頼らずとも投資が続くように、給与口座から自動で証券口座に振り分けられる設定をして、完全放置で積立が進むようにしました。
習慣は“仕組み”がすべて
朝起きたら歯を磨くように、積立投資も生活の一部に溶け込ませたい。そのために役立ったのが、ネット銀行と証券口座の連携機能です。毎月の決まった日に残高が移動して投資信託が買われるという仕組み。意識することなく投資が継続されます。
ポイント:「行動しなくても勝手に進む環境」を整えると、挫折しにくくなる。
SNS活用と仲間の力
また、SNSでの発信も強い味方です。僕はX(旧Twitter)で毎週の投資状況をシェアしているのですが、これがモチベーションの源泉になっています。フォロワーさんと情報を交換したり、時には褒めてもらえたりすることで「続ける理由」が増えるんです。
特におすすめなのは「#投資初心者」「#積立NISA」などのハッシュタグを使って発信すること。同じように頑張っている仲間を見つけるだけでも、挫けそうなときの支えになります。
“使わない口座”のすすめ
投資用のお金は、普段使う口座とは完全に切り離すのが鉄則です。僕は「このお金は存在しない」と思い込むことで、つい使ってしまうリスクをゼロに近づけています。
ネット証券では複数口座の開設が簡単なので、投資専用口座を1つ作って、日常のお金とは分離して管理するだけでも効果は絶大。残高が見えないようアプリ通知をオフにするなど、視覚的に遮断することも習慣化のコツです。
このように、意思よりも仕組みを信じるスタンスが、継続への最短ルートだと実感しています。次章では、1億円を目指すマインドについてお話しします。
第5章:1億円を目指すためのマインドセット
「お金を増やしたい」と思って始めた投資も、長く続けるうちに不安や迷いが出てきます。だからこそ、ぶれずに継続するためには“マインドセットの強化”が必要です。
まず大前提として、投資は「生活費とは別の未来のお金」で行うこと。生活費の一部を投資に回してしまうと、相場が下がった時に精神的に耐えられず、損失確定の売却に走ってしまいがちです。
私も最初は2万円の積立でも不安でしたが、「このお金は老後用」と口座を分け、触らないと決めたことで安定して継続できました。やがて月3万円、5万円と増やすことができたのです。
“使わない前提”でお金を見ることで、焦らず積み立てを続けられる精神的余裕が生まれます。
そして、複利の力を信じて「待つ」ことも大切です。投資の成果は短期間では出ません。10年、20年というスパンで、じわじわと雪だるまのように膨らむのが資産形成の本質です。
私の夢は50歳で資産1億円を作ること。その資金でレクサスNXを購入し、アメリカでメジャーリーグ観戦をするのが目標です。その未来像があるからこそ、今の積立が苦になりません。
また、働き方やライフスタイルもマインドセットに直結します。収入を増やすための転職、副業、節約だけでなく「本当に自分がやりたい生活とは?」を問い直すことが、資産の使い方を考えるきっかけになります。
資産形成とは、単なる「お金儲け」ではなく、自分の人生をどう設計するかという深い問いなのです。目の前の利益ではなく、将来の幸福のためにどうお金を使うかを考える力が必要です。
ここで改めて問いたいのは、「あなたはお金を使ってどんな人生を送りたいのか?」ということです。ただ節約するだけではなく、その先にある“理想の生き方”を明確にすることが、継続のモチベーションになります。
将来の不安は誰にでもありますが、コントロールできるのは今の自分の行動だけ。だからこそ、今日積み立てた1万円が、明日の安心を生むと信じて続けていきましょう。
次のまとめ章では、これまでの学びを整理し、読者のみなさんがすぐ行動できるようなステップを提示します。
まとめ:あなたにもできる「お金の人生設計」
ここまで読んでくださったあなたには、「手取り22万円でも資産1億円は目指せる」という事実をしっかり伝えられたと思います。私もゼロからのスタートでしたが、小さな一歩を積み重ねて、ここまで来ることができました。
大切なのは、「今の自分にできることから始める」こと。完璧な方法を探すよりも、目の前の1万円をどう使うかが、未来を大きく変えるカギになります。
不安や迷いはつきものです。でも、それは挑戦している証拠。あなたの人生を変える力は、あなた自身の中にあるのです。
焦らなくて大丈夫。時間を味方につければ、コツコツの積み重ねが大きな自信に変わります。
あなたはこれから、どんな人生を描いていきたいですか? その未来に向かって、今日からまた一歩、歩き出してみませんか。
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